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桐五重奏団[40周年]演奏会評

「音楽の友」2014年11月号に演奏会評が掲載されました。


桐五重奏団[40周年]

「1974年5月、4ヶ月後に世を去る斎藤秀雄の肝いりで誕生した桐五重奏団が結成40周年を迎えた。現メンバーは弘中孝(p)、久保陽子(第1vn)、中村静香(第2vn)、店村眞積(va)、毛利伯郎(vc)。前半のシューマンは数えきれないほど演奏してきたレパートリーの一つであろうが、その経験値に安住せず、気合いの入った刺激的な演奏が繰り広げられた。各主題のテンポの扱いに細やかな設計がなされ、例えば第一楽章の第2主題など弾き惜しむかのようにテンポを落としてゆったりとした掛け合いが行われた。第2楽章では両トリオの対比的な性格が明瞭にされ、スケルツォ楽章には弦4者の見事なテクニックが炸裂。フィナーレも白熱した。後半はフランク。弦が心情を吐露するような下降音型で曲を開始。ピアノのモノローグがそれを深い音色で追って前半とムード一変。ほの暗い情念の世界の幕が切って落とされ、以下強い求心力に貫かれて3つの楽章が進行した。」

(9月25日・浜離宮朝日ホール)<萩谷由喜子>

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